今日は「任せる技術」(小倉広著)から
「リーダーの適性がある人、適性のない人」
について学びたいと思います。
まず、
「リーダーの適性のない人」
1. 相手の感情や心に関心がなく、合理的な正解のみを追求している人
みなさんにも経験があると思いますが、何かを決めるとき、
「どんな感情を抱いたか」が決定要因になること、少なくありません。
2. 相手の利益よりも自分の利益ばかりを考える人
たとえば、自分の都合だけで休みをとる人・・・いますよね?
なんでも自分の手柄にしようとする人も間違いなく嫌われます。
3. 相手の気持ちを考えずに自分の言いたいことだけを
長々としゃべり続ける人
自分の言いたいことしか言わない人、多し。
4. 相手の気持ちを推し量る、場の空気を読むのが苦手な人、できない人。
日本は「空気を読みすぎる」ともいわれますが、
決してそんなことはありません。
上司に逆らわない、いわゆる「忖度力」が高いだけです。
それでも「どんな空気が流れているか」を気にせず、
言いたいことだけ話しつづけるひと、いるいるです。
5. 人の陰口、悪口、不平、不満ばかりを言っている人
平日のランチ、夜の飲み屋の会話のほとんどがこれではないですか?
話している当人たちは楽しいでしょうが、
そのグループの外にいる人々は良い気持ち、しませんよね。
6. 過去と現在の視点から逃れられず未来の可能性を推測できない人
「昔からずっとこうやっていた」、
「今、うまくいっているのに、なんで変える必要があるの?」
という発言に終始して、「未来がどうなる」の観点から
物事を考えることができない人。
このような視点は多くの人を路頭に迷わせてしまう恐れがあるのです。
ある二大フィルムメーカーの一方が潰れた話が典型的な例ではなないかと。
7. 相手によってコロコロと方針を変える人
いわゆる「強気を助け、弱気をくじく人」。
同じ話をされても、上司には「おっしゃるとおり、ごもっとも」、
部下には「なんだそれ」と対応する人。
8.イヤなことがあるとすぐに逃げる人。ラクをする人。
このような人、意外といますよね~。
楽しそうな話だと遠くからでも会話の輪に加わるのに、
ナゼか都合が悪い話になると、まるでヘッドホンをしているかのごとく、
聞こえなくなる人って(笑)。
続いては、
「リーダーの適性のある人」
1. 合理的な正解よりも相手の喜怒哀楽、感情を気にかける人
2. 自分の利益よりも、相手の利益をまず最初に考える癖のある人
3. 相手の気持ちを考えて自分の言いたいことをすべて話さずに選んで話す人
4. 相手の気持ちを推し量る、場の空気を読むのが得意な人
5. 人の陰口、悪口、不平、不満を言わない人
6. 過去と現在の偏見に縛られず未来の可能性を推測して判断する人
7. 相手によって態度を変えない一貫性のある人
ここまでは、「リーダーの適性のない人」の裏返しですね。
8. 相手のためであるならば、言いにくいこともはっきりと相手に要望できる人
相手の気持ちを考え、オブラートで包んだように話すことはよくありますが、
それって結局、その人のためにはなりません。
人は自分に都合よく解釈する生き物です。
なので、時には「ダメなものはダメ」とはっきりと伝えることも大切。
人が行動を変えるためには「感情がどう動く」かが重要だけど、
なんでもかんでも指摘すれば良い・・という話ではありません。
いうまでもなく、相手のことを大切に考える気持ちがなければ、
単なるいじわるな人になってしまうま。
9.相手が期待する以上の水準を出そうと努力を惜しまない人
自分のことは棚に上げ、人に要求するばかりの人に、人はついていきません。
今の自分に妥協することなく「まだまだ~!」と努力を続ける人、
そんな人に、人は心動かされるのではないでしょうか?
10.困っている人に気づいたらすぐに助け手伝う人
簡単な定義ですが、簡単ではないです。
困っている人に気づけない人がこれまた意外と多いのです。
困っている人に気づくことができるかどうかが分かれ道・・かも。
以上が、「リーダーの適性がある人、適性のない人」ですが・・・
気づかれたかた、いらっしゃいますよね?
そう、これは、リーダーに適しているかどうかの話ではなく、
「人として魅力あるかどうか」。
人を束ねる役割についた、たくさんの方が、
コーチングなどのスキルを学ぼうとします。
が、厳しい言い方をすると、それは大きな間違い。
最新のアプリを導入しようとしても、
OSが10年前のものであれば、導入できないように、
どんなに素晴らしいスキルを身につけようとしても、
そのベースとなる「姿勢」がそれにふさわしくないままであれば、
何の意味もないのです。
つまりは・・・
何よりも「姿勢」が重要。
今日は、以上です。
【それぞれの魅力がとけあって】
ベトナム料理店で
「冬季限定 レモングラス海鮮鍋」を食べました。
帽子を逆にしたような鍋に、たくさんの具が載せられ、
豪快にどっぼ~んっ!といきたい衝動にかられますが・・・・
ちゃんと順番があり、スタッフさんのご指導のもと、
最初は「えびとハマグリ、野菜3分の1」のみを投入。
さっぱり、それらを味わった次は「牛肉、鶏肉、野菜3分の1」を、
スープの風味の変化を楽しみながらいただきます。
と、ここでトマトとパイナップル」を加え、
スープに酸味、深みを出すのだとか・・・
から~の、海鮮ボールとサーモン部門へ。
すると、海鮮のなんとも甘いまろやかさがプラスされたでは
ないですか!
それぞれの素材の特性を把握し、生かしながら、
ベースのスープをよりよいものへと進化させる。
そんなこんなの〆麺のおいしさは・・・ご想像にお任せします(笑)。
こうした一連を味わいつつ、
「人と力を合わせて何かを作りあげることや人生みたいだなぁ」
な~んて・・・こじつけすぎ(笑)?