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今日は、「質問力」について、お話したいと思います。


多くの人が、

「話しを聞いて欲しい」

という願いを無意識にもっていると思います。


それゆえに、

「聞いて欲しい!」という想いが一挙にあふれ出し、

“気づいたら自分だけが一方的に話をしていた”

ということが起こるのだと思います。


一方的に話をすると、

たしかにすっきりするけど、

話すつもりもなかったことまで話してしまい、あとで後悔もする。


皆さんも多かれ少なかれ、こんな経験があるのではないでしょうか。


こうしたことが起こる背景には、

「話を聞いてくれる人」が少ないということがあるのかもしれません。

だからこそ、話し始めると止まらなくなってしまうということが起こってしまう

のだと思います。


当たり前のことですが、

話を聞いてもらうためには、

話を聞いてくれる相手が必要になります。


ただ、この話の難しいところが、

「話を聞いてくれる相手は誰でもいいというわけではない」

ということです。


多くの人が、

「話しを聞いて欲しいと思う人に話を聞いて欲しい」

と思っているのではないでしょうか。


少なくとも、

嫌いな人に話を聞いて欲しいと思う人はいないと思います。

「あっそれと同じような経験、自分にもあった。実はね・・・」

と「話の主役」を奪い取ってしまう人、

こんな人もお断りかもしれません。


一方で、

「自分のことを良く分かってくれる」

そんな人に出会うこともあると思います。


そうした人は、

「的確な質問をしてくれる」

という特徴を持っているのではないかと思います。


自分の文脈とは関係のない質問をされると、

「ああ、この人は自分のことを考えてくれていない」

と感じてしまいます。

そう感じてしまうと、話を続けようという気持ちも薄れてしまいます。


逆に、自分の文脈にあった的確な質問をしてくれると、

「この人は自分のことを理解しようとしてくれている」

「この人だったら話を続けても大丈夫かも」

と感じるようになります。


自分の話に共感してくれ、

それでいて「話の主役」を奪うことなく、

ただただ受け止めてくれると、

安心して話をすることができます。


マネジメントをするうえで、

「自分のことを理解してくれている」

という安心感はメンバーにもってもらうことはとても大切です。


そして、

その安心感を生み出すのが、

話を聞く姿勢であり、

文脈に即した「的確な質問」です。


メンバーのことを理解しなければ、マネジメントはできません。

理解するためには「質問する」ことが必要です。


そしてその質問が的確であれば的確であるほど、

理解が深まります。


「質問力」を磨くことを意識してみてください。

それではまた。

今日も「目標」について、です。


さっそくですが、質問!

「目標を設定するときに
    気をつけていること、ありますか?」


「気をつける」以前のこととして、
「目標」は頭の中で覚えているだけでなく、
手帳に書いたり、スマホに保存するなど、
何らかの形にして残すのが一般的ですよね。


例えば「○○を達成する」と、言語化したりして。


そのとき、達成するべきことだけでなく、
「いつまでに」という目標の期限も設定しますよね。


ここで、もういちど冒頭の質問。


「目標を設定するときに
    気をつけていること、ありますか?」


目標が達成できるかどうかは、

「その目標を達成した状況を具体的に想像できるかどうかが重要」

だと言われています。


「仕事で目標は設定しているけれど、どんな目標だったか忘れちゃった~」

な~んて話はよく耳にします。


こうしたことが起こる背景には、

「その目標を自分の事として捉えられていない」

が、あります。


では、どうすれば

「その目標を自分の事として捉えられるようになる」

のでしょうか?


そのためには、

目標を達成した状況を
「自己」、「他者」、「有形」、「無形」の
4つの軸で考える

のがよいそう。


具体的に

まず、「自己」「有形」の軸から。


「目標を達成したら、自分は、どんな有形の結果を
手にすることができるのか?」

(有形とは、例えば、「お金」や「昇進」など、
具体的に手にすることができるもの)

を、考えます。

  

つぎに、「自己」「無形」の軸

「その目標を達成すると、自分はどんな
無形の結果を手にすることができるのか?」

 (例えば「満足感や充実感を味わうことができる」など)

を、考えます。


そして、次が「他者」の軸です。

人は、自分だけのために頑張り続けることは難しいと言われ、

「目標」のなかに他者を
   登場させることがとても大切。


「他者」も同じように「有形」「無形」で考えます。


まず、「他者」「有形」の軸ですが、

「自分が目標を達成したら、○○さん(他者)は
どんな有形の結果を手にすることができるか?」

を考える。


スポーツ選手がインタビューのなかで、
「監督に優勝をプレゼントしたい」
という言葉を口にしますが、

これも目標のなかに他者を登場させることで
自分を鼓舞している例と言えます。


最後が、「他者」「無形」の軸

「自分が目標を達成したら、○○さん(他者)は
どんな無形の結果を手にすることができるか?」

を考える。


この4つの軸をつかって、目標を達成したら、
どんな結果を手にすることができるか

と、じ~っくり想ってみてください。


ちょっとは、「目標が自分ごとして捉えること」が
できるようになるかも・・・。


【無形の宝】

別れの季節がすぎ、4月・・・出会いの季節が到来。


職場で、またはサークルや勉強の場で、
新しいメンバーを迎え、新しい個性に出会っていると思います。


私も先日、新しい仲間を囲んでの楽しい宴に参加。


七輪で焼いた野菜や魚、肉をみんなでおいしく食べ、
いろいろなテーマで語り合い、酒を酌み交わし・・・、


またひとつ、形ではなく、心に残る宝が増えたことが
うれしい夜でした。

新年度も自分が漕ぎ行く人生の船に、
たくさんの宝を載せたい、いや、載せてゆくのだ!


新年度が始まり、新しい目標を立てている方も
多いのではないですか?


「目標を立てる」ってとても大切だけれど、
それ以上に重要なのが

その目標をいつも意識できているか

ということ。

年度はじめに目標を立て、
次にその目標を意識するのは年度末評価・・・
な~んてこと、ありませんか?

だとしたら、目標を立てるために使った時間自体が無駄
になってしまいます。


私たちは毎日、さまざまな場面で選択または判断をし、
意識、無意識にかかわらず、数百ものことを決めているそうです。

たとえば、

「あと10分寝てようかな」
「今日は何を着て行こうか?」
「お昼に何を食べようか?」
「この仕事後でやろうかな」
「ちょっとニュースサイトをみようかな」
「新しいバックを買おうかどうしようか?」

などなど。


そんな選択や判断を求められる場面で、
「なにを選ぶか」の基準はそのときの気分だったり、
自分のライフスタイルだったり、になると思いますが、

いずれにしても「優先順位をつけている」に、間違いなし。

つまり、


「目標を立てる」とは、
イコール、その優先順位づけなのです。


たとえば、仕事で目標を設定するとき、
最初に意識するべきは「時間」


フリーランスでない限り、
「24時間、好きなだけ仕事をしていいですよ」
な~んていう会社はほとんどなく、
就業時間という制約があるはず。


その一方で、仕事はいくらでもあって、
やろうと思えば、無尽蔵に仕事はわいてくる・・・

そのわいてきた仕事のすべてを
完璧なレベルで完成できれば言うことないけれど、
そんなスーパーマンのような人がいたら驚き!!


限られた時間のなかで、
どの仕事に力を注ぐかの判断をいつも求められ、
そのたびに、何らかの基準によって判断し、
仕事に強弱をつけている・・・が一般的、ですよね。


悲しいなか、人の「やる気」は浮き沈みが激しくて、
高レベルで安定させ続けるのは至難の業。


もし、「やる気」に任せて仕事をすれば、当然のことながら、
「やる気」にあわせて仕事の質も良かったり悪かったり、
大きく変動してしまいます。

となると、それを受け取るお客さまはたまったものではありません!!


「目標を立てる」とは、
うつろいやすい気分に流されることなく、
「目標」を軸に、同じ判断をし続けること。


つまり、

「目標を立てる」とは、
限られた時間をどの仕事に集中するか・・を明確にし、
「気分によった仕事をしない自分」を律するための
基準づくりに他ならないのです。


もし「目標」を意識することなく仕事をしているのだとすれば、
それは、気分で仕事をしているのと同じ
、かも。


「目標」は日々意識し続けるものでなければ、
 立てた意味がありません。


くり返しになりますが、
運悪く、気分が良くない時に対応されたお客さまは
たまったものではないのです!!!


すでに仕事の目標を立てた方でも、もし、

目標を意識していない、または、その目標を忘れてしまった・・であれば、


「自分は誰に対して、どんな価値を提供しているのか?」
の観点で、もう一度目標を見直してみるのが良いのではないでしょうか?


「目標を立てる」ということは、限られた時間を何に集中し、
ラクな方向に流されそうになったら、そんな自分を引き戻す基準をつくること。


毎日が忙しくてついつい「目標」を考えることを
後回しにしてしまいがちですが、


年に一回ぐらい、「目標」を
じっくりと考てみることをおススメします。

今日は、ここまで。


【あのころの目標】


実家にて、幼少期の自分が描いた絵を
何十年ぶりかに見ました。


あのころ、幼い自分なりにも「目標」があったのか?
幼い自分からすると今の自分はどう映るのか?
な~んて考えたりしながら。


もしかして、当時の「目標」は
「怪獣を倒すヒーロー」だったのかもしれません(笑)。


テレビに「回るチャンネル」があるあたり、
時代、ですね~(笑)。

この時期、

「目標を達成できた!」「できなかった・・・」

「新たな目標をどうするか・・・?」

など

「目標」

という言葉に触れる機会、

あるいは意識する機会が多いのではないかと思います。


学校や職場など

新しい生活が始まる時期でもあり、

あらためて「目標の大切さ」についてお話したいと思います。


目標を意識する機会は、

やっぱり仕事の場面が多いのではないでしょうか?

そして、

仕事の場面における目標は、

「誰かが決めたもの」

あるいは

「与えられたもの」

というイメージが強いのではないかと思います。


ここで皆さんに質問です!

そうした人に与えられた目標で、

「達成しようという意欲はわきますか?」


皆さんのなかには

プライベートで目標を立てている方も多いと思います。

例えば、「夏までに3キロ痩せる!!」といったダイエットの目標。

(これ、この時期の女子あるあるですよね。笑)


自分自身で立てた目標でも、

達成するのは簡単なことではないということを

多くの方がよ~くご存知だと思います。

そして、

目標達成のためにさまざまな努力が必要であるということも

十分に理解されていることと思います。

(食事制限、運動、睡眠、などなど・・・)


それでも、

「なぜ、頑張ることができるのでしょうか?」

「さまざまな工夫をしようという気持ちが生まれるのでしょうか?」


それは、

自分が決めた目標であり、

自分がまさしくその当事者であるから!だと思います。


少し抽象的な話になりますが、

目的地を決めなければ、目的地に到達することはできません。

そして目的地が決まらなければ、目的地に到達するための手段も決まりません。


とりあえず「電車に乗りたい」、「飛行機に乗りたい」、「船に乗りたい」ということから

旅の計画が始まることもあると思いますが、

いずれにしても、「目的」で決まらない限り、

何も始まりません。


そして、どんな目的であれ、旅をしよう!ということを決めると、

「どこ行こう?」「何をしよう?」「何を食べよう?」

という様々な問いが生まれます。


さらに、「どうせなら」、「せっかくだから」と旅をより良いものにしようという

意識が自然に働くのではないかと思います。

(だって現地のおいしいものを食べるのは旅行の醍醐味ですよね?)


一方で、他人が決めた仕事上の目標に対して、

同じような問いや意識が生まれるかというと、必ずしもそうではないと思います。


もちろん、

「仕事」と「旅」を同列で比べることができませんが、

「時間を使う」

という意味においては同じだと思います。


多くの方は

「どうせ同じ時間を過ごすなら、より良いものにしたい」

と思いますよね?

仕事上で過ごす時間をより良いものとするポイントの一つが

「目標に対しどれだけ主体的に取り組むか」

ということです。


そして、

主体的に取り組むためには、

自分で決めるというプロセスが不可欠です。

もちろん組織で働く以上、

組織の目標にそった目標である必要があるので、

すべてを自分で自由に決めるということはできないですよね・・・。


それでも!骨格は誰かが決めたものであっても、

「別の目標に置き換えて考えることはできないか」

「自分がその目標の達成のためにできることはないか」

「自分らしさを発揮しながら取り組む方法はないか」

など、

自分の文脈に置き換えて考え直すことはできると思います。


「いかに自分らしさを埋め込む工夫をするか」

これができるかどうかで、

目標に対する意識は大きく変わります。


一度、ゆっくり目標について考える機会をもってみませんか?

では、今日はここまで。


【早いもので・・・】

あっという間に年度末ですね。

なんとなくバタバタと過ごしながらも、

職場のメンバーとの別れ、新たな人や場所との出会い、など

様々な感情と向き合っている方も多いのではないかと思います。


慣れ親しんだ仲間や、安心できる居場所との別れはとても寂しく、

これから広がる未知の世界への不安な思いもあると思いますが、

ここで出会ったのもなにかの「ご縁」。


それぞれの進む道は違えど、このご縁はいつまでも続いていく、

そんな風に思える出会いに感謝しながら、明るく楽しく、

新しい日々をスタートさせていきましょう。

笑う門には福来る!

今日は、物事を継続するための10か条について、
石川善樹氏に学びたいと思います。


2018年のスタートからはや3ヶ月が経過・・・
お正月に「今年こそっ!!」と決心して始めたこと、
みなさんにもありますよね?


いかがですか?今でも継続、できていますか?


継続できている場合にはイラナイ内容ですが、
お暇だったら、おつきあいください。


物事を続けるとき「意思だけでなんとか!」したいけれど、

意志の力だけでは、
   長く続けることはできない

と言われています。


そこでお届けしたいのが「継続のための10か条」。


「継続のための10カ条」

①選択肢を減らそう

 人の意志決定の量は限られているので、
 その都度「何をやるか」を決めなくてよい状況をつくる。

 とくに、新しいことを始めるならば、
 「ほかのことを減らす」などの工夫が必要です。

 つまり、「いろいろと考えることはできない」
 ので、できる限り一つにことに集中しましょう


②きちんと寝よう

 睡眠は身体を休めるだけでなく、記憶を再統合、
 定着させるので脳は成長
しています。

 寝て起きると、夜、悩んでいたことがウソのように、
 「ま、いいか~」と思えること、ありますよね?

 十分な睡眠は正しい判断をするために不可欠なのです!

 

③飽きたらやめよう

 疲労は「飽きる」「疲れる」「眠くなる」の順でやってきます。
 
「飽きているな」と感じたら、いったん休息をとってリカバリー、
 何に飽きているのかをはっきりさせるのも大切。

 あとは二酸化炭素量が増加すると、集中力が続かなくなるそうなので、
 適度な換気を心がけましょう~。


④厳格になりすぎない

 気乗りしないときにやることは、脳がネガティブな感情と
 その環境を結びつけてしまいます。結果、次にやるときに
 も~っと気乗りがしなくなる・・・・。

 つまり「義務感でやっている」と、次第に
 そのことが嫌になってくる
ということです。


⑤意志のせいにしない

 できなかったときに意志の弱さを理由にせず、
 「どうしたらできるのかを考える」。

 根性論ではなく方法論で問題にアプローチしましょう。

 自分は意志が弱い、ダメな人間なんだ・・・は、
 多くの方が陥る罠なのです!

 意志の問題にせず、そうせざるを得ない環境を作るのがマル。


⑥「楽しい」を大事にしよう

 習慣には始める理由(きっかけ)と続ける理由(フィードバック)が必要で、
 最強のフィードバックは成長と楽しさ!!

 成長していない、楽しくない、という場合は方法論を見直す。
 何か行動したら、その結果、すぐに感じたことから始めてみることが
 大切になります・・・の意味で言えば、

 「できる限り小さなことから始める」がポイント。


⑦うかつに始めない

 毎回、何をどのように行うか、イメージトレーニングしてから始める。
 「とりあえずやってみる」のはたまにはいいかもしれないけれど、
 継続にはつながりません。


⑧変えてもOK

 人って毎日気分や体調が違いますよね。だからそれに合わせた取り組みが必要。
 大事なのは自分の「普通」を知ることなのです。

 不調の時は普通に戻すことを最優先に・・これ、とても重要。

 「決めたことを変えてはいけない」な~んて、自分を縛りつけてしまうと
 何事も嫌になってしまいます。


⑨余白をもとう

 脳も準備と回復が必要です。集中したい時間の前後に余白を持たせると
 無理なく集中できて、その満足感が報酬となって継続につながります。

 時には「ボケ~っ」とする時間も大切にし、あまり自分を追いこまないでくださいね。


⑩みんなとやろう

 仲間の取り組みを観察すると、自分自身の取り組みを客観視したり、
 振り返ることができます。

 人と一緒にやる「楽しさ」も脳にとっては報酬になるんですよ~。

 一緒に取り組む仲間がいると、仲間の頑張りが、自分の力に!!


続けるってなかなか難しいけれど、続けた先で得るものは大きい・・・


選択肢は少なく、よく眠り、飽きたらやめたり、厳格にしすぎず、
意思のせいにせず楽しく、うかつに始めないけど変えることは恐れず、
余白をもってみんなと楽しく「継続」しましょう。

では、また。


【サクラサイタ】

東京も「桜の開花宣言」となり、いよいよ春本番ですね~!

その「開花宣言」の日、標本木がある「靖国神社」に寄ってみました。


まだチラホラだけれど、美しく咲き誇る桜・・・
毎年毎年「花を咲かせること」を継続してくれて、
みんなのココロを和ませつづけてくれて、ありがとう。


今日は「コミュニケーション」についてです。


会社生活、日常生活で良好な人間関係を築くために
「コミュニーション」が果たす役割は大きく、
その大切さに異を唱える方はいない、ですよね?


だからこそ「コミュニケーション」で悩むことも多いと思います。


今回はそんな「コミュニケーション」のあれこれについて、
一緒に考えましょう~。


「コミュニケーション」をウィキると・・・

「人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達」


って、私たちがイメージする「コミュニケーション」からすれば、
なんとなく物足りない記載が出てきます。


なので、もうちょっと見てみると、

コミュニケーションを発信と応答という観点から見た場合、
 ある個体のアクション(発信)に応じて
 別の個体にリアクション(応答)が生じた場合、
 両者の間にコミュニケーションが成立
していることになる。

 コミュニケーション行動の機能は、単に情報の伝達にとどまらず、
 情動的な共感、さらには相手の行動の制御をも幅広く含んでいる。」

と。


つまり、

「何かの情報を伝達するだけではなく、情報が伝達された
 結果として、共感が生まれたり、何らかの反応(行動)が
 生じることを、「コミュニケーション」では想定している」


ですかね。


さらに詳しく見ていくと、

「コミュニケーションの成立は、そのための適切な発信行動が
 取られたというだけではなく、受け手が適切なシグナル・
 媒体に注意を向け情報を受信した上で、さらに的確な理解を
 しているかどうか、という点にもかかっている。

 記号の解釈にあたっては、相補的関係にあるコンテクスト
 (非言語的な文脈)とコード(言語的な約束)とが参照される。
 定められたコードを参照するだけでは、メッセージが解読
 できないとき、コンテクストが参照され、受信者による推定が
 加わる事になる。」


うむ~、難しい・・・


つまり、つま~り、コミュニケーションが成立するためには、

①「伝える」の行動が適切に行われるだけではなく、
②「受け手」がその情報を受け取り、
③「受け手」がその情報を的確に理解すること、

が必要。


つまり、「伝える」の行動は当然のことながら、
受け手がその情報を受け取る準備ができているか、

その情報を受け取り、情報の発信者が意図したとおりに
理解できるかどうかが重要
なのです。


ここに「コミュニケーション」の難しさが隠れているんだなぁ・・・。


ところで、世の中には「伝える技術」に
フォーカスした本があふれていますが、


いくら伝える技術が素晴らしくても、
    「受け手」が存在しなければ、
     「コミュニケーション」は成立しません。


さらに「コミュニケーション」を複雑にしているのは、

情報の発信者と受け手との間の共有されている
「コンテクストと言語の量と質」によって、
情報の解釈が変わる
ことです。


お互いに共有している情報が多ければ多いほど、
お互いの考え方が理解できていればいるほど、
情報は正しく解釈される一方で、

その逆の場合には、
発信者の意図とは異なる解釈がされてしまうことがある。

みなさんが何かの情報を伝える時、
なにかリアクションを期待しちゃいますよね?


そのときに意識するべき2点は、

「受け手が情報を受け取る準備ができているか」

「その情報を正しく理解することができる状態か」


この2つの準備ができていないと、
みなさんが期待は成し遂げられません。


で、この2つの準備を整えるのに必要なのが、

「日頃、自分から接点を
    持つようにしているか」


「単純接触回数」が人の好意の度合い決定する
話は何度かしましたが、


やはりコミュニケーションを成立させるうえでも、

「日頃、自分から接点を
    持つようにしているか」

は、とっても重要なポイントであると思います。

ほな、今日はここまで。


【イースターもダシに】


誰かとかかわりたい、集まりたい・・・
の、きっかけに「イベント」を利用、しますよね。

そんな中、「イースター」もバリバリ、ダシにつかうこのごろ。

東京の海辺にある「ねずみの国」で定例行事になって以来、
ますます世に広まっている感もあります。

で、幼い頃の姪、甥が「ねずみの国」にて

「イースター、イースター♪」盛り上がっているものだから、

「イースターってなに?」と問いかけたところ、

「し~ん・・・」笑笑。

意外と詳しくは知らないものです、
私も問いかけるために色々と調べました。笑

サイトには「ジツはクリスマスより大事?」とあったり、
なんたって、グッズがかわいいし、使い甲斐がある!


深い信仰がある方々からみたら不謹慎ではありますが・・・

タマゴをメインにした「イースター飯」でも、
「イースター飲み会」でも、これらをきっかけにして、
今を生きる人々がつながり合えたら、
「イースター」の由来になった方も
喜んでくださるのではないかなぁと。



今日は

「宝塚歌劇団 ブスの25ヵ条」

についてです。


この「宝塚歌劇団 ブスの25ヵ条」
知ってるかたもいらっしゃいますよね。


前回の「リーダーに適した人、そうでない人」にもつながる、
とても示唆に富んだ内容になっています。


ちなみに「ブス」とは性格・姿勢・態度のこと。
くれぐれも誤解のないように・・・。


では、どんなことが書かれているか見てみましょう。

【宝塚歌劇団 ブスの25カ条】

1 笑顔がない

2 お礼を言わない

3 美味しいと言わない

4 精気がない

5 自信がない

6 愚痴をこぼす

7 希望や信念がない

8 いつも周囲が悪いと思っている

9 自分がブスであることを知らない

10 声が小さくイジケている

11 なんでもないことに傷つく

12 他人に嫉妬する

13 目が輝いていない

14 いつも口がへの字の形をしている

15 責任転嫁がうまい

16 他人をうらやむ

17 悲観的に物事を考える

18 問題意識を持っていない

19 他人につくさない

20 他人を信じない

21 人生においても仕事においても意欲がない

22 謙虚さがなく傲慢である

23 他人のアドバイスや忠告を受け入れない

24 自分が最も正しいと信じ込んでいる

25 存在自体が周囲を暗くする


項目ごとに補足をすると、

1 笑顔がない
 →いつもムスッとしている人のそばには近寄りたくないです。

2 お礼を言わない
 →他人に何かをしてもらうのが無意識に「当たり前」と思ってしまうと、
  お礼を言わなくなる傾向、あると感じますね~。

3 美味しいと言わない
 →ただでさえ、先輩や上司と食事するだけでも緊張するのに、
  何も反応がないとさらに緊張・・・つらい。

4 精気がない
 →元気のない人と一緒にいると、こちらも元気がなくなってしまうま。

5 自信がない
 →根拠のない自信を持ちすぎるのもどうか?ですが、
  いつも「自信がない」と口にする人にはついていきたくないですね。

6 愚痴をこぼす
 →たまの愚痴は良いでしょうが、口を開けば「愚痴」な人には近寄りたくない・・・。

7 希望や信念がない
 →「自分で何かを変えよう!」の気概なく、惰性で毎日を過ごしているような人。

8 いつも周囲が悪いと思っている
  →いわゆる「他責」の人・・・すぐに「周りが悪い」と声高に言う人とは
  一緒に働きたくないです。

9 自分がブスであることを知らない
 →少しイメージは違うかも、ですが、「裸の王様」を想像していただけると、
  わかりやすいかも。

10 声が小さくイジケている
 →声から受ける印象ってとても大切。声がイジケている人と一緒に仕事をしたいですか?

11 なんでもないことに傷つく
 →「繊細な人」とはちょっと違うんだな・・・。
  被害者意識が強すぎる人と話していると物事が前に進まない経験、ありませんか?

12 他人に嫉妬する
 →嫉み、妬みからは「負のオーラ」しか感じません。

13 目が輝いていない
 →人は目が輝いている人惹かれるのです。

14 いつも口がへの字の形をしている
 →単に「笑顔がない人」かな。

15 責任転嫁がうまい
 →自分では何もしようとしない人、よ~くいます。そして上手に人に責任を擦りつける。

16 他人をうらやむ
 →自分で努力をしていない人に、他人をうらやむ人が多いですね。
  いわゆる日々、退化していく人。

17 悲観的に物事を考える
 →楽観的思考と悲観的思考を比べた場合、悲観的な思考の力の方が強いと言われます。
  悲観的な考えばかりしていると、本当にそんな結果を引き寄せちゃうかも?

18 問題意識を持っていない
 →問題意識を持っていない人は、「惰性」で毎日を過ごしてしまいます。
  問題意識を持っていない人は、成長もしません。
  毎日退化していく上司のもとで働く部下ほど不幸なことはないのです。

19 他人につくさない
 →「自分だけが良ければいい」という人ね。

20 他人を信じない
 →思っていることは相手にも伝わる。

21 人生においても仕事においても意欲がない
 →意欲がない人のまわりには人の元気を吸い取る「ブラックホール」が渦巻いていて、  
  一緒にいるだけで大切なエネルギーが奪われているのです、ご注意!

22 謙虚さがなく傲慢である
 →無知な人ほど傲慢です。権威や権力で人を従わせるような人をイメージしてください。

23 他人のアドバイスや忠告を受け入れない
 →人は他人からのフィードバックで成長します。このフィードバックがなくなると、
  その瞬間に成長はストップ。成長しない上司のもとで働きたいですか?

24 自分が最も正しいと信じ込んでいる
 →“23他人のアドバイスや忠告を受け入れない”とおなじですね。

25 存在自体が周囲を暗くする
 →みなさんのまわりにも、ブラックライト的な人いませんか?


いかがですか。

「宝塚歌劇団 ブスの25ヵ条」、

参考になりましたでしょうか。


この25ヵ条を反面教師として、
  日々、自らを躾けてみてください。
    何事も毎日の積み重ねです。


【エグかったです、エグいんです】

女同士の「エグいあるある」を描いた舞台
「エグ女」を観てきました。

登場したほとんどのキャラが自己中心的で悪意に満ち、
今回のテーマからするとかなりのブス揃い・・・

くわばら、くわばら。

でも、それらって、自身で気づかず、自身が持つもの。
「ブスのふり見てわがブスなおせ」、な舞台でもありました。


今日は「任せる技術」(小倉広著)から

「リーダーの適性がある人、適性のない人」

について学びたいと思います。


まず、

「リーダーの適性のない人」


1. 相手の感情や心に関心がなく、合理的な正解のみを追求している人

        みなさんにも経験があると思いますが、何かを決めるとき、
       「どんな感情を抱いたか」が決定要因になること、少なくありません。

2. 相手の利益よりも自分の利益ばかりを考える人

        たとえば、自分の都合だけで休みをとる人・・・いますよね?
       なんでも自分の手柄にしようとする人も間違いなく嫌われます。

3. 相手の気持ちを考えずに自分の言いたいことだけを
  長々としゃべり続ける人

       自分の言いたいことしか言わない人、多し。

4. 相手の気持ちを推し量る、場の空気を読むのが苦手な人、できない人

       日本は「空気を読みすぎる」ともいわれますが、
       決してそんなことはありません。
  上司に逆らわない、いわゆる「忖度力」が高いだけです。

  それでも「どんな空気が流れているか」を気にせず、
  言いたいことだけ話しつづけるひと、いるいるです。

5. 人の陰口、悪口、不平、不満ばかりを言っている人

  平日のランチ、夜の飲み屋の会話のほとんどがこれではないですか?

  話している当人たちは楽しいでしょうが、
  そのグループの外にいる人々は良い気持ち、しませんよね。

6. 過去と現在の視点から逃れられず未来の可能性を推測できない人

  「昔からずっとこうやっていた」、
  「今、うまくいっているのに、なんで変える必要があるの?」
   という発言に終始して、「未来がどうなる」の観点から
        物事を考えることができない人。

        このような視点は多くの人を路頭に迷わせてしまう恐れがあるのです。
        ある二大フィルムメーカーの一方が潰れた話が典型的な例ではなないかと。

7. 相手によってコロコロと方針を変える人

        いわゆる「強気を助け、弱気をくじく人」。

   同じ話をされても、上司には「おっしゃるとおり、ごもっとも」、
        部下には「なんだそれ」と対応する人。

8.イヤなことがあるとすぐに逃げる人。ラクをする人。

        このような人、意外といますよね~。

        楽しそうな話だと遠くからでも会話の輪に加わるのに、
        ナゼか都合が悪い話になると、まるでヘッドホンをしているかのごとく、
   聞こえなくなる人って(笑)。


続いては、

「リーダーの適性のある人」

1. 合理的な正解よりも相手の喜怒哀楽、感情を気にかける人

2. 自分の利益よりも、相手の利益をまず最初に考える癖のある人

3. 相手の気持ちを考えて自分の言いたいことをすべて話さずに選んで話す人

4. 相手の気持ちを推し量る、場の空気を読むのが得意な人

5. 人の陰口、悪口、不平、不満を言わない人

6. 過去と現在の偏見に縛られず未来の可能性を推測して判断する人

7. 相手によって態度を変えない一貫性のある人


ここまでは、「リーダーの適性のない人」の裏返しですね。


8. 相手のためであるならば、言いにくいこともはっきりと相手に要望できる人

        相手の気持ちを考え、オブラートで包んだように話すことはよくありますが、
  それって結局、その人のためにはなりません。

   人は自分に都合よく解釈する生き物です。

  なので、時には「ダメなものはダメ」とはっきりと伝えることも大切。

  人が行動を変えるためには「感情がどう動く」かが重要だけど、
  なんでもかんでも指摘すれば良い・・という話ではありません。

  いうまでもなく、相手のことを大切に考える気持ちがなければ、
  単なるいじわるな人になってしまうま。

9.相手が期待する以上の水準を出そうと努力を惜しまない人

  自分のことは棚に上げ、人に要求するばかりの人に、人はついていきません。
  今の自分に妥協することなく「まだまだ~!」と努力を続ける人、
  そんな人に、人は心動かされるのではないでしょうか?

10.困っている人に気づいたらすぐに助け手伝う人

  簡単な定義ですが、簡単ではないです。

  困っている人に気づけない人がこれまた意外と多いのです。
  困っている人に気づくことができるかどうかが分かれ道・・かも。


以上が、「リーダーの適性がある人、適性のない人」ですが・・・
気づかれたかた、いらっしゃいますよね?


そう、これは、リーダーに適しているかどうかの話ではなく、

「人として魅力あるかどうか」。


人を束ねる役割についた、たくさんの方が、
コーチングなどのスキルを学ぼうとします。

が、厳しい言い方をすると、それは大きな間違い。


最新のアプリを導入しようとしても、
OSが10年前のものであれば、導入できないように、
どんなに素晴らしいスキルを身につけようとしても、
そのベースとなる「姿勢」がそれにふさわしくないままであれば、
何の意味もないのです。

つまりは・・・

何よりも「姿勢」が重要。

今日は、以上です。


【それぞれの魅力がとけあって】

ベトナム料理店で
「冬季限定 レモングラス海鮮鍋」を食べました。

帽子を逆にしたような鍋に、たくさんの具が載せられ、
豪快にどっぼ~んっ!といきたい衝動にかられますが・・・・


ちゃんと順番があり、スタッフさんのご指導のもと、
最初は「えびとハマグリ、野菜3分の1」のみを投入。

さっぱり、それらを味わった次は「牛肉、鶏肉、野菜3分の1」を、
スープの風味の変化を楽しみながらいただきます。

と、ここでトマトとパイナップル」を加え、
スープに酸味、深みを出すのだとか・・・
から~の、海鮮ボールとサーモン部門へ。

すると、海鮮のなんとも甘いまろやかさがプラスされたでは
ないですか!

それぞれの素材の特性を把握し、生かしながら、
ベースのスープをよりよいものへと進化させる。
そんなこんなの〆麺のおいしさは・・・ご想像にお任せします(笑)。


こうした一連を味わいつつ、
「人と力を合わせて何かを作りあげることや人生みたいだなぁ」
な~んて・・・こじつけすぎ(笑)?



突然ですが、質問です。

「ここ1か月の間、考え方や意見が
               異なる人と話をしましたか?」


「う~ん」となったあなた!
潜在的なマネジメント力、あるいは仕事力が
下がっているかもしれません・・・。


以前に脳は負荷が少ないもの、
楽なものを無意識に選ぶ傾向がある
の、お話をしました。つまり、


「毎日、おなじ人とおなじ話を繰り返す」・・・
って、これ、「楽」


「自分の意見に同意してくれる」・・・

これは「安心感」があり、しかも「楽」


「気に入らない人がいたら、その人の悪口で盛り上がる」・・・
これまた「楽」ですよね~。


「日常生活を楽しむ」とう点では、これらは「アリ」なのかもしれませんが、


「仕事の脳」の観点から見ると、
      「退化の一途」かも?


みなさんもご存知のとおり、

脳は刺激によって活性化します。


みなさんのまわりにも
「いろいろなことに良く気づく方」って、いますよね?


そうした方を見ていると、

自分と異なる考えを持つ人とも
分けへだてなく会話をしている
と、感じます。


脳は刺激によって活性化します。


考え方の異なる人、意見が違う人と話すことは
少々負担もかかるでしょう・・・


でも、違いを認識することで、

「なんで?」「どうして?」

という問いが必ず生まれます。


それが脳を活性化し、


無意識に問いに対する答えを探すようになり、
違うものにも気づく力を生み出すのです。


会社で一緒に仕事をする人は、
自分とは異なる考えを持つ人の方がむしろ多いものです。


そんな方々との仕事で大切なのは、


「違う」をしっかりと理解したうえで、
「違い」をふまえたうえで、
いかにおなじ方向に向かっていくかを考えること。


すわなち

「多様性を認めること」

であり、

この「多様性」を組織力の向上に活かし、
       組織の目標を達成すること。


これが「マネジメント」です。


あたりまえですが、
同じ考えをもった人ばかりで仕事をすることはできません。
必ず違う考え方をもった人と一緒に仕事をしなければなりません。


違いを受け止め、そのなかから
     良い解決策を見つけていく。


な~んて、言葉でいうほど簡単ではないけれど、


日々の一つひとつの行動によって、訓練はできます。


その訓練のひとつが、

「自分と考えが違う人と積極的に会話をしてみる」

なのです。


自分とおなじ考え方をもつ人ばかりと
       会話をしているだけでは、
        マネジメント力は向上しません。


マネジメント力を習得する機会がない」
と、よく聞きますが、ジツは


日々の一つひとつの行動のなかで、
      マネジメント力は鍛えられるのです。


何事も目的意識と地道な取り組み次第


ってこと、ですね。

では、今日はここまで。


【お寺にハートダヨ、全員集合~!】

先日、仕事内容、年代、職種、立場も違うみんなで
神楽坂の裏道をウロウロ・・・喉をしっかり乾かしてからの
「イタ飯」で乾杯!のイベントをやりました。


初対面、ほとんど会話をしたことがない同士、
の、頼りになるのがなんたって「お酒の力!」


和気藹々と、笑い、爆笑の絶えないひとときが、
また人生の良き思い出に加わりました。


そんなウロウロ道中にあったのが、
「毘沙門天」前の「光るハート」・・・
神楽坂「毘沙門天」って「善国寺」、つまりお寺。


「お寺に光るハート」・・・


聞いたところでは、地元の商店街などで
賛否両論だそうですが、

個人的には土地の活性化、いまどきの「インスタ映え」狙いなど、
「善国寺」に限らず、新しい試みは、勇気を与えてくれるものだなと。

日本全国、世界中の「新しい試み」に触覚を伸ばし、触れ、
ご自身の「新しい試み」のヒントを探り、勇気をもらうのはいかがでしょう?


今日は、マネジメントの参考になるいくつかの言葉を紹介します。


コトバその①

「好き、嫌いという線引きは、
      実は相手の「部分」に着目した感情である」


誰にでも「好き嫌い」はありますが、「好き嫌い」で仕事をすることは
あまり褒められたものではありません。


どうしても嫌いな人がいる場合は、

「相手のどこが嫌いと感じさせるのか?」について考え、その人ではなく、

嫌いな「部分」に着目する意識を持てばよい

と、思います。


ご存知のとおり、

「嫌いという感情は相手にも伝播する」

となれば、ますますコミュニーションがうまくいかなくなり、
最悪の場合、仕事上にも支障が・・・な~んてことに。


そうならないためには、

あの人のこの部分は嫌い、あるいは苦手という、
「部分」に着目し、


できる限り

その人すべてを嫌いと即断しないように
           一呼吸おく意識が大切

なのです。



コトバその②

「あながた思っているほど、
    他人はあなたに関心がない」


まさに、おっしゃるとおり(笑)!

人は他人のことにそれほど関心がないのです。

が、その一方、

「他人は自分のことをどう思っているのか?」
が、気になりませんか?

ちょっと厳しい表現になりますが、

「自分はこう思われているのではないか?」の、
勝手な想像ほどマネジメントにとって無駄なことはない・・・


とはいえ、マネジメントをしていると、
「他人が自分のことをどう思っているのか?」は
気になりますよねぇ。


ど~しても、「自分は他人にどう思われているのか?」が、
気になってしまうときには、

人との接触回数を増やすことがオススメ。


以前の話にもありましたが、

「人は単純に、接触回数が多い人に安心感や好意を示すようになる」

という特徴があります。


挨拶でも雑談でも、何でもよいのです!


とにかく接触回数を増やすことが、

「この人には話をしても大丈夫という安心感」を生み出し、
直接、フィードバックを受けられるように。


もちろん、プラスのフィードバックだけでなく、
マイナスのフィードバックを受けることもあって、


でも、マイナスのフィードバックが
関係をより良好なものにするためのヒントだったりするのです。


マネジメントの役割を担っていると、
メンバーのみなさんにとってプラスなことばかりを
提供するわけではありません。


時にはメンバーのみなさんに負担を与えてしまうこともあります。
そんなとき、率直に感想や意見をもらえるって、とても重要。


「どう思われているのだろう?」をウジウジと考えるのでなく、

少しずつでも接点を増やしてゆけばよいのです!!


コトバその③

「相手のためではなく、
   相手の立場を考えて行動する」


こんな愚痴、よく聞きます。


「○○さんのために自分はこれだけ、あんなにもやったのに
 ○○さんは何も感じていない。」


決して相手のためを考えて行動することが良くない
と、言いたいのではありません。

「相手のため」は本当に「相手のためか?」

を、考える大切さをお伝えしたいのです。


相手のことを慮って行動する方って、とても多いです。


でもそうした方のすべてが期待した結果、
または反応を得ているわけではありません。


ひどい場合には、

「自分はとても苦労をした。それなのに・・・・」
などという感情を抱いてしまうことも。


それは、とても残念なこと、です。


こうしたことにならないためにも、

相手の立場を考えて行動する

を、意識してみてください。

立場が違えば、見える世界も違い、期待することも違うのです。


そんな前提を理解せずに、一生懸命行動しても、
自分が期待した結果には辿り着けません。


相手の立場と自分の立場の違いを
      客観的に理解したうえで行動する


って、マネジメントの役割を担ううえで、とても大切なこと。


では、今日はこのあたりで・・・



【なま、はげ~っ!!】


仕事で秋田に行きました。

覚悟していたよりは、雪の影響がなかったものの、
東京では見ることがない、雪の壁を目の当たりにし、
北陸で降り続く雪のことも思いながらの数日間。


お土産に選んだのは「なまはげサブレ」でした。


玄米粉を使っているからか、甘さがと~っても優しく、
サクサクとした食感も素朴で自然です。

「ぱりん」と一瞬でアタマを割られ、ガブリと食べられ・・・

「悪いごはいねが~っ!」と、子供たちを戒めてまわる
「なまはげ」も、ここでは形無しですね(笑)。


「なまはげ」サブレを食べながら、


「この、はげ~っ!」で話題となった、きっと、
ご本人なりに職務に真剣に向き合っていたであろう政治家の姿と、

今日、ご紹介した言葉たちが交錯するのでした。


今日は「脳の不思議」についてです。


みなさんは、「脳は文脈の主体が理解できない」

って、聞いたことがありますか?


適切な「たとえ」ではないかも?ですが、
毎日毎日、仕事をしていると、たま~に・・・・

たま~に・・ですよ、

「〇〇(上司の名前など)がムカつく!」

などという言葉を発することがあるかもしれません。


そこでオドロキなのが、脳は、

「〇〇」が誰のことか理解できず、

「自分のことを言っている」と勘違いするそう。


つまり、「〇〇」は自分のことだ!と、誤解し、

自分のことがムカつく

と、解釈してしまうのです。


気心の知れたメンバーでの言いたい放題は楽しいけれど、

気をつけなはれや!!


脳の勘違いで、マイナスなエネルギーが
どんどん自分の中に溜まってしまうかもしれません・・・ぎゃぉ。

それでも、「〇〇がムカつく~っ!」と言いたくなったら、
つづいて「それなのに、頑張っている自分はなんてエライ!!」

などと、プラスの言葉をつけ加えることをオススメします。


「脳の不思議」を続けると、

「楽しいから笑うのではない。
    笑うから楽しいのだ。」

これも、脳の不思議のひとつ。


嫌なことがあれば、どうしても暗い顔になりますよね。
でも、そんなときこそ、頑張って笑顔を作りつづけると、

しめしめ・・・

脳は、勘違いをしはじめ、
      楽しい気分になってきます。


「んなこと、あるかっ!!」

って、多くのみなさんが思っていますよね?ww


つまり、「笑顔につくる筋肉の動」きが、脳に伝わり、
それが「楽しい」という気分をつくるということです


これでもまだ「またまた~、うそだあ」と、思う方、
ぜひ、ご自身で一度試してみてください。


おすすめは「イラッ!」ときたときですよ~。


私もイライラがピークに達したときには笑顔をつくるように
していますが、気分が落ち着いていくのは確か・・・。


さらに、最後にもうひとつ。


人が楽しんでいる姿を見ると、
     自分も楽しいと勘違いする。


「脳は文脈の主体が理解できない」と似ていますが、


脳は、人が楽しいのか、自分が楽しいのかを
     分けて考えることができないらしい。


「ミラーニューロン」、知っていますか?


ミラーニューロンは神経細胞のひとつ。
この細胞は、自分が行動するときだけでなく、
他者の行動を見たときにも活性化する
そうです。


夫婦はだんだん顔が似てくる

とは、よく言われますが、
これもミラーニューロンの働きかもしれませんね。


いずれにしても、

人は接する人の影響を強く受ける

ということ。


そして、今日、お伝えしたかったのは、

脳の働きをうまく活用すれば
    「気分は作り変えられる」

です。


私たちはどうしても、日々起こる出来事に
無意識に反応します。


イラっとさせる出来事があれば、イラッ!

嫌なことがあれば、マイナス気分・・・


そんなとき、フェイクスマイルをしてみたり、
うそでも良いので、プラスの言葉を発してみたり、

いつも笑顔でいる人と話をしてみたり。


そんなちょっとした行動の実践で、
瞬間、瞬間の気分に流されることなく、
イラっとした気持ちやマイナスな気分を
消し去れる
のです。

あ、これはもちろん「フェイク記事」ではないです(笑)。


やっぱり毎日、
 気分良く過ごしたいですよね♪


ぜひ、ぜひ、

「脳」をだましてみてください!

効果を感じていただけると思います。


【人の影響、強くありました】

「雪まつり」直前の札幌で、市民雪像製作のボランティアに
ちょこっとだけ参加させてもらいました。


人がつないでくれたご縁が、また広がり・・・の結果、
思いもよらない貴重な経験ができて、しあわせだなあ~と。


なまら寒い中でも作業自体、いろいろな方との会話、
一緒に笑うことがとっても楽しかったです。

良い方々の影響をがっしりと受けた、
この冬の温かな想い出になりました。

このボランティアグループの活動は40年を超え、
誰でも自由に参加できるようになっています。

101人の会 http://snow101peoples.iinaa.net/



前回の話は「マズローの欲求段階説」を中心とした
「動機づけ」について、でしたね。


今週は、その内容に関連することをまず。


1月29日の日経新聞朝刊に

「企業を蝕む「熱意なき職場」」

という記事が掲載されました・・・これは、


「社員のエンゲージメント(仕事への熱意)」に関するもので、
最近のことだったので、覚えている方も多いかもしれません。


内容は、

・ギャラップ調査で、日本の社員の仕事に対する熱意は、
 調査対象139か国中、132位
だった。

・ある大学が実施した「この会社でずっと働き続けたいか」の調査では、
  「働き続けたい」と回答した人は25%、
  「変わりたいと思うが、このまま続けることになるだろう」
   の回答は全体の40%


つまり「イヤイヤながら働いている人が多い状況」にある、といったもの。


多くの人が「う~ん、何となくちがうんだよな」の
想いを抱えつつ毎日働いているんだなぁと考えさせられました。


そんなこんなで、今日は、

「なぜ、こうした状況が
     起こってしまうのか?」

に、想いをめぐらせましょう。


以前、取り上げた「衛生要因」と「動機づけ要因」・・・

復習すると、

「衛生要因」は、

「不満足要因」とも言われ、職場環境(汚い、暗い、暑い寒いなど)、
給与、対人関係(上司・部下だけではなく、同僚との関係も含む)
などを指し、これが充足されていないと、不満を感じる。


というもの。一方、


「動機づけ要因」は、

仕事内容、他者からの承認、成長、達成感などであり、
こうした点が充足されると「やる気」が増す。
ちなみに「衛生要因」が充足されても満足はしないというもの。


でした。


一方、先ほどの記事から「ギャラップ調査」の質問を一部紹介すると、

・私は仕事をするうえで、自分の最も得意なことを行う機会が毎日ある。
・職場で自分の意見が考慮されていると感じる。
・最近1週間で自分の仕事が褒められたり、認められたりしたことがある。
・過去1年の間に仕事を通じて学び、成長する機会を持った。


よ~く読めば、いずれも「動機づけ要因」に関連していることわかります。


また、「ずっと働き続けたいか」調査では、40%の方が
「変わりたいと思うが、このまま続けることになるだろう」と回答。


「動機づけ要因」と「衛生要因」の考え方をふまえてこの気持ちを分解すると、


「変わりたい」・・・満足できていない=「動機づけ要因が充足されていない。

「このまま続けることになるだろう」・・・「衛生要因は充足されている」けれど、
 同じ処遇の仕事を見つけるなんて、カンタンじゃぁない。


「満足ではないけれど、不満というほどでは
      ないから、まあ、このまま続けるかぁ」


みたいな感じ、ですかね?・・・つまり、


熱意なき職場の原因は
    「動機づけ要因」が充足されていない可能性がアリ?


みなさんの職場はどうですか?
熱意あふれる職場ですか?


もし、この質問に「はい!」と即答できない場合、

あなたが働く職場は動機づけ要因が充足できていない疑いがあります


「企業を蝕む「熱意なき職場」」の記事では
「熱意なき職場に対する処方箋」も紹介され、


それは、

「「弱み」よりも
  「強み」に着目する上司の存在」

だそうです。

職場における上司の存在はとても重要、と言われ、
「職場における悩み」上位に、
必ず上司との人間関係がランクインします。


その一方で、

「仕事のやりがいや喜びを
   感じさせてくれるのも、上司」

だったりするのです。


つまり・・・

上司って、「衛生要因にも、
   動機づけ要因にも関係する稀有な存在!!」


そう、

稀有な存在!!

なんですよ~。


マネジメントとしての役割を担う皆さんには、

「上司は職場のエンゲージメントは大きく左右する」

を、ぜひ、ぜひ、理解していただきたいです。


ちなみに、

不満の声には本音がそのまま表現されていることが
ないこともあるのでご注意を・・・ウヒヒ。


【○○年と156日】


先日、父の歳を超えました。


突然世を去る羽目になった父の最後に意識があったとしたら、
どう、思ったのか?


「人生短かった」か、「十分に生きた」なのか、
「やるだけやった」、または「まだ死にたくない」か?


自分がその日を迎えたらちょっとは
想像できるかと思っていたけれど
知りたかったけれど、


時代や家族構成、学んだこと、経験してきたこと、
背負っているもの、やっていることなどが違いすぎて、

ま~ったくわかりませんでした(笑)!


ただ、「人の数だけ人生があるのだ」だけは再認識。


ということで、一度きりの人生、
「どうせやるなら一所懸命」と、いってみよ~ではありませんか!!

※写真と本文はなんら関係ありません、しいて言えば、
 阿波徳島の「すだちちゃん」も稀有な存在・・・ww。