「I」思考はムズいが、役にたつ
前回は「自分の感情を客観視する方法」をお伝え、でした。
今回は、それにつながる「I」思考と「YOU」思考についてお話しします。
まずはこの思考たちが必要なケースをご紹介。
さて、想像です・・・
チームのあるメンバーが三連休明けの月曜日に休みを取りました。
休み明けは仕事が忙しいので、チームのほかのメンバーは、休みを取ることはしません。
もちろん、チームリーダーのあなたもそうです。
そこでムクムクとわいてくる感情は、
「休み明けは仕事が忙しいとわかっているのにナゼ、○○さんは平気で休みを取るの?
自分勝手っ!」
「一人だけ、するい・・・」
「チームのメンバーに示しがつかない。何て伝えればいいのやら」、などではないですか?
こんなときに「I」思考を活用!は、どうでしょう?
の、まえに・・・ちょっと「YOU」思考について考えます。
「YOU」思考では、何か問題が発生した原因はすべて「あなたにある」と考えます。
私の気分が悪いのも「あなたのせい」というカンジ(汗)。
なので、「YOU」思考では、問題を解決するのは「すべてあなた」になります。
ある出来事を「問題」と、感じるのは、
その出来事を「問題」と、プロセスで評価する自分がいるから・・・
さっきの「I」思考での想像から考えてみると、
「○○さんが休みをとる」(事実)
↓
「ずるい」「自分勝手」(感情)
↓
「○○さんはチームワークを乱す」(評価、「○○さんは良くない」)・・・になります。
この評価プロセスで「I」思考を活用してみる!
が、今日のお話。「I」思考では問題が起こったときに、
「YOU」だけでなく、「I」も登場させます。
「なぜ自分「I」は、こういう気持ちになるんだろう」
「何か自分「I」も関与できることがないかなあ」、というように。
「I」思考を登場させるタイミングは
「○○さんが休みをとる」(事実)
↓
「ずるい」「自分勝手」(評価、相手に対する自分の感情)
↓
そして、ここです!
ここで「I」思考の登場ですっ!
「なぜ自分は、こんな気持ちになるんだろう」と、「YOU」思考では、
自分自身が感じた気持ちをそのまま、相手への評価に結びつけますが、
「I」思考では、「「出来事」→「気持ち」→「相手の評価」」というプロセスに、
自分を挟むことで、気持ちと評価の間に「ひと呼吸」おきます。
その「ひと呼吸」が、ある行動への自分自身の反応にバリエーションを生んでくれます。
もしかして「ずるい」「自分勝手」と感じるのは、自分も休みを取りたい!のかも・・・
ならば相手の行動を直すのではなく、例えば「全員が交代で休みをとれる仕組みを
ればいい」のかも・・・
または、いちいち、こんなことでイライラしたりするのは、もったいないから
課長に「休暇取得ルールを明確にしてもらおう」など。
当たり前ダケド、他人はコントロールできません。
「YOU」思考では「あなた(YOU)」の登場がすべての前提なので、
問題の解決策を考えたとしても、実行できるか否はこれまた「あなた(YOU)」次第。
それが職場のイライラの原因なことは、みなさんもご存知のとおりです。
「I」思考はでは「自分」が主体なので、物事に対してどう反応するかは自分の選択次第。
自分自身のイライラをすこーしでも少なくするためにも、
「I」思考、ぜひ!チャレンジしてみてください。
【スラマット ソレ~】
バリ島で海に「ジュっ!」と、音をたてるかのように
沈む夕日を眺めています・・・
かつては自然の力が強すぎ、住むには困難だったこの島で、
「人々は祭りを行い、音楽や舞踊を奉納し、
自然と共生してゆけるようになった」の伝説もあるそうで。
なにもかも魅惑的な空気の中で、ビール「ビンタン」、
ライスワインに強烈な地酒アラック!と、お酒も充実・・・ニヤリ。
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